津和野のまちと教育魅力化
津和野高校魅力化プロジェクトから、“まち全体が学びの場”へ
2011年、少子高齢化の影響に伴う生徒数の減少により、津和野高校は一時統廃合の危機にありました。高校が無くなることは町にとっても大きな損失。そんな危機的状況の中、津和野高校の『高校魅力化プロジェクト』が始まりました。
現在、津和野の町では高校生が活躍する姿が多く見られ、また、高校生一人ひとりの「やってみたい」や挑戦をサポートする土壌も耕されてきています。
その取り組みは『教育魅力化プロジェクト』として、保育園、小学校、中学校へ広がっています。津和野のこどもたちが、学校からも地域からもたくさんの学びを得て、たくさんの素敵な人に出会える、そんな教育環境「まち全体が学びの場」を目指しています。

高校の取り組み

高校魅力化コーディネーター
高校の職員室に席を置き、地域と学校を繋ぐコーディネーター。津和野高校の特徴的な授業「総合的な探究の時間 T-PLAN」の設計サポートや、高校生のプロジェクト伴走等、学校とまちをフィールドに、様々な取り組みを行っています。
同窓会⻑メッセージ
津和野のような小さな自治体では、高校が無くなることは地域の存亡にも繋がります。津和野高校は、『地域みらい留学』に取り組み、県外生徒の受け入れや、生徒一人ひとりの視野を広げるなか、一方ではこの衰退する地域を盛り上げる手段にもなっていると感じています。各地から集まる若者の存在はエネルギーの源泉。個性ある生徒が地域に備わる価値に気づき、地元の魅力と課題をさらに認識する。そして、ここで育んだ学びを日本や世界に向けて発信して頂きたいと思っています。あわせて、津和野回帰にも繋がり、伝統ある津和野高校の将来に向けてのさらなる発展を願うばかりです。
津和野高校同窓会 会長 澄川照一

町営英語塾HAN-KOH
保育園、小学校、中学校の取り組み
